疲労がたまってきた時に選びたいアロマ

5月の連休も過ぎ、日常が戻ってきました。
緊張して過ごしてきた新生活にも少し慣れ、そろそろ頑張ってきた疲れがたまってくる頃ではないでしょうか…
本日は「疲労感」をテーマに、疲れを解消して毎日元気に過ごすためのヒントとアロマセラピー的なアプローチ方法をお伝えします。
リラックス、活性、デトックス、浄化、ホルモンバランスの切り口からそれぞれおすすめのアロマをご紹介します。

そもそもなんで疲れているのか?

疲労感の原因は大きく2つに分けられます。

◆ライフスタイルの要因
例えば睡眠時間が短い、食生活が乱れている、アルコールの摂取が過多、運動不足など。

◆身体の健康が要因
慢性疲労症候群、貧血、ウィルス感染、脱水、甲状腺機能の問題、ホルモンバランスの不均衡など。

まずは考えられる要因を検討し、改善していくことが大切です。

特に、もし可能であるならば就寝前にリラックスする時間を確保することをおすすめします。
その際にはぜひ以下にご紹介するアロマオイルの香りを芳香浴で使ってみてください。

疲労の原因は多様。アロマで出来ることは?

疲労には様々な原因があるため、すべての疲労に効果があるエッセンシャルオイルを特定することは不可能です。
まずはホリスティックなアプローチで原因を突き止める必要があります。

その間、エッセンシャルオイルは以下の効果を発揮します。

・リラックス
・活気づける
・デトックス

以下に具体的なアロマオイルをご紹介します。

<リラックスして睡眠の質を向上したいとき>

◆ジャスミンアブソリュート
ジャスミンアブソリュート エッセンシャル オイルは、バルサムの香りを伴う、甘くフローラルで温かみのあるフレッシュな香りの濃いオレンジブラウンのオイルです。

◆カモミールローマン
カモミールローマンは、青みがかった淡黄色の液体です。温かみのある甘いリンゴの香りがします。

<活気づけ、疲労感を吹き飛ばしたいとき>

◆ブラックスプルース
バルサムのような土っぽい香りとシャープなアンダートーンを持ち、針葉と松ぼっくりから蒸留されます。日常生活に幅広くお使いいただけます。男性にも最適です。

◆ブラックペッパー
乾燥させて砕いたブラックペッパーの実から水蒸気蒸留によって抽出されます。非常にシャープでスパイシーな香り。
日常の痛みや倦怠感を和らげ、体を温めてリラックスさせる効果があると言われています。

◆リッツァ
淡黄色のオイルで、レモングラスほど強烈ではない、レモンのようなフレッシュでフルーティーな強い香りがします。

<心身共にデトックスして爽快になりたいとき>

◆ジュニパーベリー
非常に淡くほぼ透明なオイルで、木の香り、バルサムの香り、そしてグリーンの香りがします。ジュニパーベリーのアロマは、ジュニパーニードル(葉や小枝を蒸留)のアロマよりも甘く、テルペンのような香りが少ないです。

◆レモン
レモンのエッセンシャルオイルには、一日を元気にしたり、気分を高めたり、活力を与えたり、目を覚まさせたり、集中力を高めたりと、精神的な効果がたくさんあります。パワフルでありながら、心を落ち着かせてくれます。

<その他:疲労感やホルモンバランスがきになるときに>

◆パイン
シャープなパインウッドの香りで爽やかな香りを放ちます。洗浄、消毒、血行促進作用があり、脂性肌や髪にもよく使用されます。

◆クラリセージ
クラリセージ エッセンシャル オイルは、淡い黄緑色の液体で、ムスクのようなハーブのような甘い香りがします。女性の憂鬱な症状全般に役立つと言われるアロマオイルです。

◆ゼラニウム
ゼラニウムは花の先端から蒸留抽出され、土っぽくも甘いフローラルな香りがします。ゼラニウムは、心を浄化し、落ち着かせ、活力を与え、リラックスさせる万能なエッセンシャルオイルです。
ペニープライス女史は「クレンジングオイル(浄化のアロマオイル)」と紹介しています。

目的別に使用法をご紹介

アロマオイルの使用法には、芳香浴やトリートメントなどがありますが、今回のテーマに沿った使用方法をそれぞれご紹介します。

就寝のために

睡眠の質を向上させるためには、
・入浴
・ディフューザーで芳香浴
・セルフトリートメント
の方法があります。

◆入浴
無香料の入浴剤(バスミルク)にエッセンシャルオイルを垂らし、湯舟に溶かします。
バスミルクが無い場合は、無水エタノールが代用できます。
(無水エタノール5mlに対してアロマを1~5滴混ぜ、それを湯舟に溶かします。異常を感じた時はすぐに洗い流してください。自己責任の元、行ってください。)

◆芳香浴
就寝の30分前ごろからディフューザーで香りを焚きます。
香りが強すぎると、逆に寝つきが悪くなりますので、ほのかに香る程度にディフューザーやランプで香りを満たしてみてください。

火や電源を使用しない芳香器が便利でおすすめです。

◆セルフトリートメント
呼吸を楽にするため、胸部をトリートメントクリームやトリートメントオイルでゆっくりとマッサージします。

心身を活気づけるために

◆ロールオン容器で香りを楽しむ
ロールオン容器に基材となる植物油とアロマオイルを入れ、持ち運びます。気分を変えたい時に手首に香りを付けます。

植物油はホホバオイルが保湿力も高くおすすめです。